Nippon Archives 京都二十四節気

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京の底冷え(大寒の自然)
三方を山に囲まれた京都盆地は、冬になると放射冷却が起こり、厳しく冷え込みます。この「京の底冷え」は、肥沃な土壌や美しい水とともに、都の豊かな味を生み出してきました。京都を代表する漬物の一つ「千枚漬け」は、寒さで引き締まった京野菜の「かぶら」が使われ、 底冷えが始まる頃から漬けると甘味が増します。銘酒として名高い伏見の酒は、「伏水」と呼ばれる名水と、「寒造り」(低温でゆっくり発酵させて、旨味成分を残す日本の酒造り)に最適な底冷えによって生み出されたといわれます。
節分おばけ(大寒の暮らし)
季節の分かれ目は「節分」と呼ばれ、昔から邪気が入りやすいといわれます。立春前日の節分は、冬から春への分かれ目。豆をまいたり、鰯と柊を門につるして、災いの象徴である鬼を払います。京都では、「節分おばけ」という独特の風習も伝えられてきました。女性が男装をしたり、子供が化粧をしたり、舞妓が老婆に扮するなど、いつもと違う格好に変装し、鬼を化かして追い払う慣わしです。怖い鬼退治も、楽しみに変えた先人たち。節分は、どんな時も明るく人生を切り拓いていた人々の豊かな知恵や感性が生み出した風習の一つです。

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