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- 野分(処暑の自然)
- 立秋が過ぎ、猛暑が一段落すると、台風がやってきます。「台風」という言葉は明治以降に使われ始めた言葉で、それまでは「野分(のわき)」と呼ばれていました。野の草を分けるほど強い風、という意味です。『枕草子』には、<野分のまたの日こそ、いみじうあはれにをかしけれ>と、台風一過の清々しい様子が記されています。野分が去ると、「風見舞い」といって、人々は親しい人の安否を気遣い、家を訪問しました。日本には数々の「見舞う」風習がありますが、人生にも嵐が吹くことを知っていたからこそ、励まし、慰め合って生きていたのかもしれません。
- 地蔵盆(処暑の暮らし)
- 京都では、8月23日、24日に「地蔵盆」が行われます。地蔵菩薩は地獄の鬼から子どもを救うと信じられ、平安時代より信仰されました。疫病や戦乱で多くの子どもが亡くなった京都では、特に篤く信仰され、京都市内だけでも5千体以上の地蔵菩薩があるといわれます。地蔵盆になると、祠から地蔵菩薩を出し、洗い清めて化粧をし、新しい前垂れをかけるのが習わしです。会場では、赤ちゃんの名前が入った提灯が吊るされ、主役である子どもたちのために、ゲームや盆踊り、景品がもらえる「畚(ふご)おろし」など、様々な催しが繰り広げられます。

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